日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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下歯槽神経移動術とその5症例
定永 健男
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2007 年 27 巻 1-2 号 p. 78-83

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抄録
高度に顎堤の吸収した下顎の無歯顎, 片側遊離端, 両側遊離端の5症例に下歯槽管より神経血管束を引き出してインプラントを埋入し, 固定性の補綴物を装着した.
下歯槽神経の側方移動をおこない8本のインプラントを下顎臼歯部に埋入した.8本すべて骨結合が得られた.そのうちの6本は, 骨結合による強固な固定が得られた.1症例の片側1部位に術後の知覚異常が残った.残りの7インプラント部位は3ヵ月以内に下顎の感覚機能はほぼ回復した.
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© 特定非営利活動法人日本顎咬合学会
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