ニューヨーク市立大学大学院
2021 年 18 巻 1 号 p. 17-35
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本稿ではアメリカ連邦政府の文化振興機関である全米芸術基金(NEA)の助成プログラムの歴史的変遷を分析し、特に、新しい文化の創造の奨励・促進が公的助成によって実現するという展望が1990年代前半に断たれていった過程を明らかにする。NEAの挫折は、芸術の権威の衰退現象と関連しており、新しい創造を奨励・促進する文化政策を公共政策として今後拡充してゆくためには、芸術的権威に依存しない形で達成する途を模索する必要がある。
文化経済学会〈日本〉論文集
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