文化経済学
Online ISSN : 1884-2208
Print ISSN : 1344-1442
芸術界と「法化」
芸術家に対するリーガルエイドの現状および展望
福井 健策唐津 真美
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 1 巻 3 号 p. 39-48

詳細
抄録

筆者らは、97年、芸術団体98団体を対象に、各団体の会員に対するリーガルエイド (法律扶助) の実態調査を実施した。本稿の前半では、上記実態調査の結果を題材に、果たして日本において芸術家の法的ニーズは充分に充たされているか, 芸団協による最近の調査結果や法社会学分野における議論の状況を参考に検討を加える。本稿の後半では、仮に日本において芸術家の法的ニーズが充足されていないとした場合、芸術家に対するリーガルエイドの充実に向けて具体的な改善案を提示することを試みる。

著者関連情報
© 文化経済学会
前の記事 次の記事
feedback
Top