文化経済学
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芸術の媒介機構としてのアーツ・カウンシルの意義
持元 江津子
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2001 年 2 巻 3 号 p. 23-34

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抄録
「アーツ・カウンシル」は、芸術に関する財・サービスの流れと資金の流れに介在し、芸術の生産者と消費者をつなぎ、芸術家と芸術の支援者をつなぐ媒介機構である。フライのオメガ工房の試みとケインズが大きく関与したロンドン芸術家協会での経験を経て誕生した「アーツ・カウンシル」は、芸術の媒介機能に特化する機構として組織され、それは、その後の芸術支援組織の在り方に重要な資産を与えている。
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