文化経済学
Online ISSN : 1884-2208
Print ISSN : 1344-1442
文化財政策における民俗芸能の継承にかかわる課題についての研究
「大江の幸若舞」「水海の田楽能舞」「能郷の能・狂言」を事例として
福田 裕美
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2004 年 4 巻 1 号 p. 19-30

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抄録
民俗芸能の多くは、これまで文化財保護の観点から継承が図られてきたが、近年、継承形態や芸態自体の変化等、継承に伴う問題が深刻化している。本稿では、国の重要無形民俗文化財に指定されている「大江の幸若舞」(福岡県)、「水海の田楽能舞」(福井県)、「能郷の能・狂言」(岐阜県) の3つの事例から継承の現状を明らかにし、民俗芸能の継承にかかわる文化財政策の問題点を抽出し、今後の課題を提示した。
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