学級経営心理学研究
Online ISSN : 2434-9062
小学生,中学生,高校生における友人関係の発達的変化に関する研究
武蔵 由佳河村 茂雄
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 10 巻 1 号 p. 43-52

詳細
抄録
本研究では,子どもたちの友人関係は小学生から高校生に至るまでの加齢とともにどのような発達的変化があるのかについて検討することを目的とした。小学生(男子 684 名,女子 657 名),中学生(男子 775 名,女子 722 名),高校生(男子 393 名,女子 392 名)の合計 3,623 名を対象とした。結果,男子は小学校 4 ~ 6 年生で,ギャンググループとチャムグループ(行動面)が高く,チャムグループ(心理面)が低かった。中学校 1 ~ 3 年生ではチャムグループ(心理面)が高くなり,高校 1 ~ 3 年生ではピアグループの得点が高まることが明らかになった。女子は小学校 4,5 年生では男子同様ギャンググループとチャムグループ(行動面)が高いが,6 年生でチャムグループ(心理面)が高まり,高校 3 年生まで継続することが示された。また小学校 5 年生から中学校 3 年生まではピアプレッシャーが高く,高校 1 ~ 3 年生になるとピアグループが高まり始めることが明らかになった。本研究から男女別の友人関係の発達的変化が明らかになった。
著者関連情報
© 2021 日本学級経営心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top