学術情報処理研究
Online ISSN : 2433-7595
Print ISSN : 1343-2915
原著論文
プロンプトエンジニアリングによる要約とペルソナを利用した教育コンテンツ作成評価―組織運用における規格理解を対象とした達成感測定―
塩野 康徳山内 透央依志村 俊也
著者情報
ジャーナル オープンアクセス HTML

2025 年 29 巻 1 号 p. 37-50

詳細
抄録

組織においてAIの導入の関心が高まり,対話のように自然言語で指示を行えるプロンプトの効果的な利用は,教育コンテンツの作成と評価においても有効な手段と考えられる.組織運用における標準化されたマネジメントでは,きちんとした規格理解とその教育が求められる.そこで規格理解を対象として,プロンプトによる要約とペルソナを活用した教育コンテンツの作成評価方法を提案し,教育効果への考察を行う.規格文章の理解に必要な要約文章と理解度テストを作成し,要約の有用性を確認する.評価では,達成感の要因に着目し,学習者像として特定のペルソナを想定して達成感と要因を数値として導く.達成感の度合い算出方法として,2つの要因からのファジィ推論を定義し,各ペルソナに対する度合いを比較する.要約の達成感への影響を数値化することにより,どのような学習者に対して有効かを確認できるようになる.プロンプトエンジニアリングによる教育支援に寄与し,教育コンテンツにおける要約の有効性と個別最適化の蓋然性が高まる.

著者関連情報
© 2025 学術情報処理研究編集委員会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top