2001 年 5 巻 1 号 p. 21-30
本稿では、2001年4月に筑波大学に導入された教育用計算機システムの環境の詳細について述べる。このシステムでは、アカウント管理、認証、メールサービス、ファイルサービスなどのシステムの中枢部分をUNIXサーバが担当する一方、一般利用者が利用する端末にはWindowsを用い、初心者にも扱いやすい環境を実現している。本システムにおいてはUNIXとWindowsが密接に統合されており、利用者に対して一般的なWindowsと同等の環境を提供しつつ、UNIXによる安定的な管理運用を実現している点が特長となっている。