抄録
目的:国内の心不全チームの実態とチームが対象としている患者の特徴を明らかにすることを本研究の目的とした。
方法:日本循環器学会指定循環器専門医研修施設・研修関連1006施設を対象に2023年3~4月に郵送またはWEBで調査を実施した。
結果:分析対象243施設の内,120施設(49.4%)が心不全チームを有していた。心不全チーム有無別の施設に所属している専門資格等取得者数の2群比較では,心不全チーム有群で,循環器専門医,専門・認定看護師,心臓リハビリテーション指導士,心不全療養指導士,特定行為研修修了者が有意に多かった。介入対象患者はステージCが7~8割を占めていた。患者を層別化した介入基準は53施設が設定しており,その基準は9つのカテゴリーに分類された。
考察:専門性の高い多職種心不全チームが複雑で個別的なニーズをもつ患者に介入基準に基づき包括的ケアを提供している実態が明らかとなった。