国立病院機構松江病院 外科
2005 年 19 巻 7 号 p. 814-818
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28才, 男性. 患者はポリエチレンテレフタレート樹脂を鋳造加工する作業員であった. 2003年7月, 融解した樹脂を鋳型に高圧噴射する作業中に誤って胸部に噴射され受傷した. 緊急開胸手術にて胸腔内および肺内の異物除去と肺部分切除を施行し良好な結果を得た. 受傷機転が極めてまれな胸部鋭的外傷であった. 術前に画像診断にて外傷の経路と範囲を明らかにすることと, 合併症を考慮した術式を選択することが重要と考えられた.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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