日本呼吸器外科学会雑誌
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原著
胸腔鏡下自然気胸手術のクリティカルパス
山仲 一輝前原 孝光石川 善啓藤井 慶太西井 鉄平坂本 和裕
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2006 年 20 巻 7 号 p. 904-908

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抄録

当院では短期入院および入院費用の削減を目指した胸腔鏡下自然気胸手術クリティカルパス(以下CPと略す)を2003年4月より導入しており,適用した73例を検討した.手術翌日退院をアウトカムに設定したところ,13例(17.8%)にバリアンスが発生した.また,同一保険制度内でのCP症例と,CP適応基準を満たし,かつ手術翌日に退院したCP導入以前の症例との入院保険診療報酬を比較したところ,CP導入後(n=35;64,303±3,843点)は,CP導入前(n=44;69,354±12,052点)に比べて有意に減少した.CP導入はコスト・パフォーマンスにおいては非常に有用であるが,退院日に対するアロワンスが必要と考えられた.

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© 2006 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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