聖マリア病院 呼吸器外科
救急診療科
福岡大学 医学部 外科学講座
2008 年 22 巻 5 号 p. 814-817
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は60歳代男性で転落し左側胸部を打撲し搬送された.胸部CTで左気胸,左第5~12肋骨の多発骨折を認め肺への骨片の刺入が疑われ手術となった.手術時の所見から肋間ヘルニアが存在すると判断された.肺は還納されていたが第6肋骨直上の第5肋間で肋間筋が断裂しヘルニア門となっていた.S8先端に肺挫滅創を認めて肺部分切除を行った.胸郭欠損部をポリプロピレンメッシュで補強した.術後の胸郭動揺は無かった.肋間ヘルニアの報告例は比較的少ないため報告する.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら