日立製作所ひたちなか総合病院外科
2012 年 26 巻 5 号 p. 529-532
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症例は65歳男性.56歳時より慢性関節リウマチにて治療中であった.咳嗽,胸痛を主訴に近医を受診し,胸部単純X線にて左気胸の診断で当院に紹介となった.胸部CTで左肺S6に直径約3 cmの空洞病変を認めた.同部が気胸の責任病巣と診断し,胸腔鏡下左肺部分切除術を施行した.同部は病理組織学的に,肺リウマチ結節と診断され,空洞病変を有した肺リウマチ結節が破綻し気胸を発症したと考えられた.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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