岸和田徳洲会病院外科
2013 年 27 巻 2 号 p. 170-174
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症例は78歳男性.2009年7月に大腸癌に対し手術を受け外来通院中であった.術後1年目の胸部CT検査で左肺下葉に径32 mmの腫瘤を認め,大腸癌肺転移もしくは原発性肺癌の疑いで当科入院となった.審査胸腔鏡で少量の胸水と心膜,臓側胸膜に多数の播種結節を認め,術中迅速病理検査で悪性リンパ腫と診断された.病変部のサンプリングを行い手術終了とした.術後化学療法を行い,腫瘍の縮小,消失を認め,術後18ヵ月経過した現在寛解状態である.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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