横浜市立市民病院胸部外科
横浜市立大学医学部第1外科
1999 年 13 巻 2 号 p. 140-143
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症例は23歳男性, 左気胸にて入院時, 胸部X線写真にて腫瘤影を指摘された.胸部CTにて左胸腔内に下行大動脈に接して4×1.5cmの舌状の腫瘤影を認め, 肺分画症を疑った.肺瘻が続くため胸腔鏡下に手術を施行した.気胸の原因はブラによるものであったが, 術中に横隔膜上で下行大動脈に接して三角錐状の含気のない肺組織を認め肺葉外肺分画症と診断し, 開胸を併用し胸腔鏡下に切除した.流入動脈は下行大動脈からで, 還流静脈は半奇静脈であった.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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