日本呼吸器外科学会雑誌
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高Ca 血症を呈したPTH-rP 産生肺扁平上皮癌の1切除例
谷口 雄司田中 宜之中村 広繁鈴木 喜雅石黒 清介森 透
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キーワード: 肺癌, 高カルシウム血症
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1995 年 9 巻 7 号 p. 875-878

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抄録

症例は60歳, 男性, 胸部異常陰影を主訴に入院し, 胸部CT, 喀疾細胞診にて右S9の扁平上皮癌と診断された.入院時検査にて血清Ca12.8mg/dl, PTH-rP-C85.5pmol/lと高値を示した.手術は低肺機能のため肺底区区域切除を施行した.腫瘍は69×57×41mmで病理は中分化型扁平上皮癌であった.術後Ca, PTH-rP-Cはすみやかに正常値に復し, 摘出した腫瘍組織よりPHT-rPのmRNAを確認したため, PTH-rP産生肺扁平上皮癌と診断された.術後1年, 再発の徴候なく生存中である.

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