抄録
日本の外国語教育では母語話者を理想像とみなし発音・文法修得を目指す傾向にある。しかし国際化が進む教育現場からみると、ICTや地域資源を学びに取り入れながら、第二言語話者として一定のコミュニケーションレベルに到達することが現実的なゴールである。内容駆動型の学習の過程で言語・文化背景が異なるメンバーと協調的に支援し合い、自分の考えを自分の言葉で語り合う機会を増やす必要がある。本研究では、観光、メディア、外国語を統合した国際協同学習としてのプロジェクト型学習を行い、教授設計の観点から成果と課題を探究した。特に、動画制作の過程で留学生同士が意見交換を行う場面に焦点を当て、マルチモーダルなコミュニケーションの分析と学習者視点の振り返りに基づき質的に分析した。