抄録
本稿は、約25年前に首都圏の高校の中国語コースで学んだ9名の学習者にインタビューし、彼らがどのような想いで中国語に向き合ってきたのか、また自分の人生において中国語はどのような意味を持つと考えているのかを描き出したものである。なぜ高校で中国語を学習しようと思ったのか、当時の学習で印象に残っていること、卒業してからの中国語学習ならびに使用経験、自分にとって中国語はどのような言語であるのか等、半構造化インタビューを行い、語りを文字起こしして分析・考察した。
中等教育、特に高等学校における多様な外国語教育の普及を制度的に推進することを設立目的の一つとして掲げたJACTFLの会誌には、さまざまな教育現場での実践が報告されているが、本稿は高校卒業後のOB/OGの語りから、その意義を明らかにする。