抄録
本稿は、小学6年生を対象に2018年から行っている複言語学習プログラム「世界の言葉プロジェクト」の実践報告である。近年、日本は多言語多文化社会へと急速に移行しており、教育現場でも英語以外の多様な言語を学ぶ機会が求められている。本プログラムは、留学生や修了生の協力を得て、児童に多言語多文化社会を体験させることを目的に実施している。この活動をきっかけに、児童は外国語学習への興味を深め、学んだ言語を活かして観光客との交流や地域の魅力を発信する活動に発展した。さらに、異文化理解や自己表現力が向上し、異なる文化や価値観への理解も深まっている。このように本実践は、複言語教育の有効性を示し、児童の視野を広げる一助となっている。