本ラウンドテーブル(以下「RT」)のテーマは,大学教育研究者が研究成果を社会に発信する方法を,実例を通して検討することである.特に若手研究者の成果発信と業績蓄積に焦点を当てた.また,博士課程修了者の就職難という現状を背景に,研究成果の社会的発信の重要性を強調し,雑誌や書籍など多様な発信手段を検討した.本RTでは博士論文の書籍化やコロナ調査の連載,質的研究者の物語の連載,書籍出版の経験などの事例を紹介した.その上で,各報告者は自身の経験と,それに基づく若手研究者へのアドバイスを示した.本RT参加者と運営者のディスカッションを通じて,一般読者層への発信方法やグローバル化を見据えた大学教育研究の発信についても議論した.