抄録
現代のような複雑で変化の激しい時代においては、経営者や実務者も、事業の遂行にあたって、知識の習得、更新に大きな努力を払わなければならない。そして、企業も個人も、一社あるいは一人で事業を遂行するということは非生産的であり現実的ではない。そのためにコンサルタント、中小企業診断士、公認会計士など専門知識を持つ多くの支援専門職が存在する。その需要はますます高まっているが、育成には多くの課題がある。
本論文では、知識社会における新しい支援専門職のありかたについて、知識移転を中心とするティーチング型支援から気付き創発を重視するコーチング型支援への転換を考察する。