支援対話研究
Online ISSN : 2432-6577
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対話を促進する授業の在り方に関する考察
振り返りシートの質的分析より
坪田 祐季
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ジャーナル オープンアクセス

2018 年 5 巻 p. 3-12

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抄録

小学校等の義務教育機関から大学等の高等教育機関に至るまで,教育の在り方の質的転換が求められており,従来の教える教育から,対話を大切にしながら,考え理解を促す教育へ変化してきている。主体的に対話が行われるためには,授業において対話の「場」をどのように構築していくかが重要な要素になると考えられる。本稿では,教師を目指す学生対象の授業で行ったグループワーク後の振り返りシートの内容に着目し,質的分析によって学生の学びを明らかにすることで,対話を促進する要素を整理し,教師がどのように関与しながら対話の「場」を構築していくことができるか検討し,対話を促進する授業の在り方について考察することを目的とする。結果から,対話を促進していく要素と対話を促進する「場」について考察したところ,(1)ポリフォニー(2)安心・安全感の共通感覚(3)教師のファシリテート の3つの視点が重要であることが示された。これらの視点をもとに授業を行うことで,より主体的な対話が促進されると考えられる。

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2018 一般社団法人日本支援対話学会
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