2018 年 22 巻 1 号 p. 1-6
糖尿病合併がん患者は,化学療法時に使用するステロイド剤により血糖コントロールが悪化すると,感染や治療効果が半減するなどの問題から,糖尿病診療医と腫瘍治療医が連携して安全に化学療法を実施することの必要性が指摘されている.
当院においても安全に化学療法を受けられることを目的に,化学療法をうける糖尿病合併がん患者の血糖管理基準を明確に示し,化学療法の指示を出す診療科と内分泌代謝科が連携してインスリン治療を必要とする糖尿病合併がん患者が安全に外来化学療法へ移行できるケアシステムを検討し導入した結果,安全な化学療法の推進につながることが示唆された.