2019 年 23 巻 2 号 p. 145-153
関東圏A県内に在籍する介護支援専門員に対するアンケート調査を行い,インスリン療法を行う要介護者支援に関する医療者と情報共有するうえでの困難に関する66名の自由記載の記述から,在宅生活の実態と医療者からの支援を必要としている課題を明らかにした.その結果,介護支援専門員がとらえる要介護者の在宅生活の実態では【正しくインスリン療法を管理できない】等の6カテゴリーが抽出された.インスリン療法に関与するケアマネジメントの現状では【介護サービス内でのインスリン療法の管理】等の4カテゴリー,インスリン療法に関わる介護支援専門員の在宅生活支援上の課題では【支援,サービス提供の調整が困難】,【緊急時の対応が困難】等の9カテゴリーが抽出された.これらの結果から,看護師は介護支援専門員と共に,インスリン療法を行う要介護者の在宅生活の状況について情報を共有し連携して支援していく必要があると示唆された.