抄録
ヴェネチア東洋美術館とヴェネチア大学、並びに立命館大学アート・リサーチセンターは、3者による共同学術調査の契約を結び、東洋美術館所蔵の浮世絵と古典籍を対象とするデジタル化とカタロギングを行ってきた。このたび、当初の目的である浮世絵のデジタル化と日本語による目録化を完了し、イタリア語によるカタロギングが進行中である。ここでは、高速なデジタル化技術として評価を受けているARCモデルを発展させた、国際型ARCモデルが使われている。このモデルによって、現地で技術と知識の移転を行うことで大きな教育的効果も上げた。また、調査で明らかになった当該コレクションの特徴と全容についても併せて報告する。