2025 年 33 巻 p. 3-12
近年、舞台芸術アーカイブの拡充に向かう機運は高まり、デジタルアーカイブの構築、あるいはそれと関連する意欲的なプロジェクトが、さまざまに実施されている。ただし国内の劇場等文化施設における関係資料の収集、保存、利活用の取り組みについては未詳なところが少なくない。こうした現状を受けて、本研究では全国小劇場ネットワークの加盟施設を対象とするアーカイブ活動の概況調査、ならびに先進的なプロジェクト事例「THEATRE E9 KYOTO上演作品アーカイブ」の検討を行い、民間小劇場におけるアーカイブ構築の意義を考察した。