抄録
本研究では、現職保育者と学生の保育経験年数、乳幼児に対する「言葉かけ」・ 「語彙選定」の「伝達」「非伝達」経験における重要性と割合の認識、以上2つの関係を明らかにすることを目的としている。質問紙調査の結果、現職保育者と学生の保育経験年数、乳幼児に対する「言葉かけ」「語彙選定」の「伝達」「非伝達」経験の重要性とその割合、この2つには関係があることが明らかになった。具体的には、養成校は、学生に対して乳幼児への「言葉かけ」は「伝達4割以下:非伝達6割以上」の割合で学習するよう、自己評価の観点を示すことが重要であり、学生が乳幼児に対する「言葉かけ」の適切さを省察する過程において、自己評価の客観性が増し、主観的な自己評価から、客観的で現実に即した自己評価につながっていく可能性が示唆された。