「副学長」とひとくちに言っても、各大学の設置者や規模、学部構成などによってその職務は異なっている。本稿では、収容定員が1,264名の「超」小規模大学における「ひとり副学長」の取り組みを紹介する。本学では2022年のキャンパス統合に伴い、副学長が2人から1人となった。副学長の主な職務の範囲は教育、学生支援、研究支援、大学広報である。これらを1人で担当するには限界もある一方、1人で担当しているからこそ見える課題や解決策もある。「縦割り」になりがちな中、関連する各委員会をつなぎ、早い段階で関係部署との調整や連携を行うことで効率的な運営につなげること、学部・学科をつなぎ学部等の垣根をこえて協働できる組織づくりなど、“つなぐ”をキーワードに「ひとり副学長」だからこそできる課題への取り組みに努力しているところである。