日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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論文
地震動の経時特性の特徴抽出と階層的クラスター分析による分類
能島 暢呂久世 益充高島 拓也
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2017 年 17 巻 2 号 p. 2_128-2_141

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抄録

地震動の経時特性を表す特徴量として, 正規化加速度累積パワー曲線 (Husid plot) に基づく98次元の特徴ベクトルを提案した.また特徴ベクトル間のユークリッド距離によって波形間の非類似度を定義し, 階層的クラスター分析によって経時特性を分類する手法を提案した.2011年東北地方太平洋沖地震の観測記録に適用してクラスター分類結果をマップ化し, 多重震源過程や震源域からの距離の影響を受けた経時特性を的確に分類可能であることを明らかにした.また計量的多次元尺度法によって波形を二次元布置し, 経時特性の分類の意味を明らかにした.さらにSR継続時間の分布を示し, クラスター分類結果はSR継続時間のみでは表せない経時特性を反映していることを指摘した.

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© 2017 一般社団法人 日本地震工学会
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