山形大学大学院理工学研究科
筑波大学システム情報系
九州大学大学院人間環境学研究院
九州大学大学院人間環境学府
筑波大学大学院システム情報工学研究科
筑波大学理工学群工学システム学類
2018 年 18 巻 5 号 p. 5_108-5_120
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2016年に発生した熊本地震を対象として,益城町の強震観測点周辺の被害調査を行った.その結果,震度7を2回観測した益城町宮園震度計では木造全壊率は44.4%,震度6強を1回,震度7を1回観測したKiK-net益城では6.3%と,甚大な建物被害が生じていた.観測された強震記録の性質と被害との対応について検討した結果,益城町で観測された地震動は,いずれも建物の大きな被害と相関を持つ周期1-1.5秒応答が大きい地震動であり,このことが甚大な建物被害を引き起こした原因であると考えられる.
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