筑波大学システム情報系
山形大学大学院理工学研究科
九州大学大学院人間環境学研究院
九州大学大学院人間環境学府
2018 年 18 巻 5 号 p. 5_121-5_153
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2016年に発生した熊本地震を対象として,熊本県央,天草地域において震度6弱以上を記録した強震観測点周辺の被害調査を行った.その結果,いくつかの観測点で全壊・大破といった大きな被害を受けた建物が見られたものの,その数は震度の大きさに対して少なかった.観測された強震記録の性質について分析した結果,いずれも周期1秒以下の短周期が卓越した地震動で,建物の大きな被害と相関がある周期1-1.5秒応答は小さく,このことが震度が大きいにも関わらず,大きな被害を受けた建物が少なかった原因と考えられる.
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