2019 年 19 巻 4 号 p. 4_170-4_174
平成30年北海道胆振東部地震を含む北海道西部で発生した強震観測記録を収集し,震源特性,伝播経路特性,サイト増幅特性をスペクトルインバージョン解析により推定した.本震の短周期レベルは壇ほか (2001) による経験式の2倍程度と推定された.余震も含む応力降下量には震源深さ依存性が見られた.震源域周辺の伝播経路のQ値はQ(f)=54f0.89と推定され,比較的Low-Qの傾向にある.K-NET鵡川周辺では建物被害が集中しているが,そのサイト増幅率は1~3Hzで10倍程度の値を示した.