日本地震工学会論文集
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論文
低塑性細粒土の繰返しせん断履歴による体積圧縮挙動
柳田 匡慶海野 寿康
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2019 年 19 巻 5 号 p. 5_21-5_33

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抄録

近年の多くの地震ではこれまで液状化しにくいとされてきた細粒分を多く含む土の液状化被害が多くみられる.本研究では非塑性シルトと低塑性粘土,高塑性粘土を用いて繰返しせん断が作用した時の各試料の軟化挙動と体積変化挙動を観察した.飽和試料を中空ねじり試験機を用いて繰返し載荷実験を行い,その時の応力ひずみ履歴と過剰間隙水圧,有効応力経路の挙動を把握した.さらに,繰返し載荷後に得られる排水量から体積圧縮量を算出した.一連の試験の結果,塑性指数Ipの違いにより軟化挙動と体積変化挙動に違いがみられることがわかった.

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© 2019 公益社団法人 日本地震工学会
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