日本地震工学会論文集
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論文
ユーイング円盤記録式強震計による1923年関東地震の記象の解析 その1 那須による原記象のトレース図の再解釈
翠川 三郎三浦 弘之山田 眞
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2021 年 21 巻 4 号 p. 4_49-4_64

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抄録

1923年関東地震の際に東京・本郷でユーイング円盤記録式強震計により得られた記象をトレースした図が残されている.このトレース図では描針が円盤外に脱出している部分があることから波形が断片化されている.断片化された波形をつなぎ合わせて水平上下3成分の波形を復元した.復元した記録の最大振幅はSW-NE成分で約15 cmであるが,振り切れ部では20 cm以上あったものと推測される.SE-NW成分では最大振幅は40 cm程度でSW-NE成分に比べて大きい.上下成分は主要動部が欠落して最大振幅は不明である.

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