2021 年 21 巻 5 号 p. 5_119-5_139
日本全国の地盤の揺れやすさを評価することを目的に,深さ30mまでの地盤の平均S波速度(Vs30)を地理的指標から予測した.その際に可能な限り多くのデータを使用するために,深さ30m未満のデータからVs30を予測しデータの拡張を行った.これらの予測には近年注目されている機械学習を用い,既往の方法より精度の高い予測結果が得られた.また,得られたモデルを分析することで機械学習により得られた結果の解釈について検討し,山地や丘陵の微地形区分以外については,学習モデルは物理的な堆積環境等の背景と矛盾しないことを確認した.