2022 年 22 巻 2 号 p. 2_1-2_16
新たな観点からの地震動評価による新たな知見の獲得を目指し,過去に得られた地震動観測記録を学習用データとする機械学習により,地震観測点毎に固有な地震動評価モデルの作成を試みた.従来の距離減衰式等では扱われなかった震央方位や地震動の応答継続時間も検討対象とした.全体として観測値は良く評価・モデル化され,評価値の大半は観測値の倍~半分の範囲に収まり,評価値/観測値の比の平均はほぼ1,その常用対数標準偏差は地震動の振幅では0.2強,応答継続時間では0.1強となった.応答継続時間への震央方位の影響度は大きく,従来の予測式の各パラメータの影響度と同等以上になる場合もあった.