2024 年 24 巻 3 号 p. 3_23-3_28
KiK-net富来観測点における2024年能登半島地震の観測記録にNIOM解析を適用し,地盤の非線形挙動を検討した.その結果,(1)本震以前のS波の伝播時間(NS成分0.2365 s,EW成分0.2333 s)が本震主要動においてそれぞれ,0.3136 s,0.3245 sまで増加したこと,(2)波形終了時のS波の伝播時間は本震以前の伝播時間より6~6.5%程度大きいことなどを示した.また,SHAKE91の解析から(3)非線形化の影響はGL-28~-50 mの層が特に著しいと考えられることなどを指摘した.