海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所
国土技術政策総合研究所港湾・沿岸海洋研究部港湾施設研究室
2025 年 25 巻 5 号 p. 5_106-5_115
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
2022年3月16日に発生した福島県沖の地震では,相馬港において港湾施設の被害が確認された.相馬港では矢板式係船岸が多数採用され,地震後には潜水調査より矢板の変形が,GNSS測量より矢板上部工の法線出入が計測された.地震後の施設の利用可否判断に必要な部材の応力状態を評価するためには,矢板の変形パターンを評価することが重要である.本報告では,調査結果より当該港湾の矢板式係船岸の被災程度および変形パターンについて整理した.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら