日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
論文
減災情報共有のための空間データに関する考察
寺木 彰浩阪田 知彦
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2009 年 9 巻 2 号 p. 2_73-2_87

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抄録

本稿は減災情報を異なる主体で共有するための空間データとして「バックボーンデータ」を定義し,その整備の標準プロセスを提案するものである.減災情報は場所に関する記述が極めて多く,平時から空間データを準備する必要がある.しかし従来は体系だった検討なしに整備されることが多かった.本稿は自治体が整備主体となる場合を念頭に検討を行うものである.まず2章でバックボーンデータについて定義した.次いで3章でバックボーンデータの満たすべき要件について論じた.4章では整備の標準プロセスを検討し,活用上の留意点についてまとめた.

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© 2009 一般社団法人 日本地震工学会
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