日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
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構造ヘルスモニタリングの実用化に関する研究
―データモデルを含む基盤システムの構築―
小川 修一亀田 浩紀佐藤 宏三田 彰
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2009 年 9 巻 5 号 p. 5_79-5_93

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抄録

本研究では、実用化に向けた構造ヘルスモニタリング(SHM :Structural Health Monitoring)システムとそのデータモデルを提案し、プロトタイプを構築した。また、センサ情報や計測データの登録を自動化することで、設置の容易なデジタルスマートセンサを開発した。本SHMシステムは、リレーショナルデータベース(RDB:Relational Database)を使用したデータ管理を行い、WEB(World Wide Web)ページを通じて、いつでもどこでも解析可能なシステムとした。本論文では、提案したSHMシステムを木造模型、金属模型と2つの実建物、合計4つの構造物に実装して実験検証を行った。その結果、本SHMシステムがデータ取得から解析表示までスムーズに動作すること、ルータの設定を変更することなく、計測データの自動登録を行えること、システムが安定的に53日間稼動したこと、適切なレベルの振動であれば建物の一次固有振動数を100%の確率で自動導出できることを確認した。

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© 2009 一般社団法人 日本地震工学会
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