日本腹部救急医学会雑誌
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特集 : 小児腸重積の治療 あなたはどうしていますか?
当センターでの腸重積症非観血的整復術の方針
五藤 周北野 良博内田 広夫四本 克己石丸 哲也小熊 栄二野沢 久美子佐藤 裕美子川嶋 寛岩中 督
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2007 年 27 巻 5 号 p. 687-692

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抄録
当センターで現在行っている腸重積症非観血的整復術の特徴は, (1) “Rule of Three” (3feet≈100cm溶液柱圧, 3分, 3回) を遵守する (2) 太径 (30Fr. から36Fr.) の注腸用カテーテルを使用する (3) 超音波下に整復を行う (4) 7.5倍希釈ガストログラフィンを注腸する, といった点であるが, 開設以来, いくつかの点で変更を行った。今回, 1983年5月~2005年12月の間に当センターで経験した, 特発性腸重積症645例を後方視的に検討し, 当センターの非観血的整復術の成績を患者背景, 整復法の変遷とともに報告する。当センターの通算の非観血的整復率は83.6%であった。多重ロジスティック回帰分析を行うと, 低年齢, 長い経過時間, 前医での整復不成功の3つが非観血的整復率を低下させる危険因子であった。
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© 2007 日本腹部救急医学会
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