愛知医科大学放射線科
愛知医科大学消化器外科
2010 年 30 巻 6 号 p. 809-813
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切除不能な直腸癌や膀胱癌などの骨盤内悪性腫瘍からの出血は保存的治療や内視鏡的治療でのコントロール困難なことが多く難治性で,生命に危険をおよぼし,生活の質(QOL)を著しく低下させる。このような症例に対してわれわれは選択的に動脈塞栓術を行ってきた。奏功率は約60%で,複数回の治療を要する場合もあるが,長期コントロールが可能な症例もみられた。重篤な合併症はみられず,切除不能な骨盤内悪性腫瘍からの難治性出血に対する有用な治療法と考えられる。
腹部救急診療の進歩
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