日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
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ISSN-L : 1340-2242
特集:若さとProfessionalism -今,社会に必要とされる若手救急医-
若手外傷外科医師を養成するための外傷外科手術トレーニングシステム
─外傷外科手術治療戦略コース(Surgical Strategy and Treatment forTrauma: SSTTコース)─
渡部 広明井戸口 孝二水島 靖明松岡 哲也井芹 俊恵秋吉 秀保大橋 文人
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2012 年 32 巻 5 号 p. 919-926

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抄録
若手外傷外科医を養成するためには,若手医師が魅力を感じるトレーニングシステムを構築することが求められている。われわれは外傷外科医を養成するためのOff-the-jobトレーニングとして外傷外科手術治療戦略(Surgical Stratety and Treatment for Trauma: SSTT)コースを開発したのでその概要を紹介する。本コースでは外傷外科手術の特殊性を理解するとともに外傷外科の4要素である,「迅速性と適確性Speed & Suitability」,「戦略Strategy」,「戦術Tactics」,「チームTeam」の習得を目指している。外傷外科学の総論と各論を座学において学習し,戦略構築スキルとチームワークの構築をDecision makingを通じて習得する。戦術トレーニングは大動物を使用した手術実習を行うが,この際にも戦略とチームワークを意識した実習を行う。On-the-jobトレーニングとOff-the-jobトレーニングであるSSTTコースを併用することにより若手医師を魅了する効果的なトレーニングシステムを確立している。
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© 2012 日本腹部救急医学会
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