日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
Print ISSN : 1340-2242
ISSN-L : 1340-2242
特集:各種胆道ドレナージ法の役割と評価
悪性胆管・十二指腸閉塞に対する内視鏡的ダブルステンティング
殿塚 亮祐糸井 隆夫祖父尼 淳糸川 文英土屋 貴愛石井 健太郎辻 修二郎池内 信人鎌田 健太郎田中 麗奈梅田 純子本定 三季向井 俊太郎藤田 充森安 史典
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2015 年 35 巻 3 号 p. 247-253

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抄録
【はじめに】近年,悪性胆管・十二指腸閉塞に対する低侵襲治療として胆管ステント(BS)と十二指腸ステント(DuS)を留置するダブルステンティング(DS)が試みられている。悪性胆管・十二指腸閉塞の治療法には,外科治療や経皮的治療,内視鏡的治療等があり,生命予後や胆管・十二指腸閉塞時期,閉塞部位により治療法を選択することが重要である。【当科の成績】当科で施行した16例の内視鏡的DSの成績は,手技成功率,臨床改善率はともに100%,早期偶発症は認めなかった。BS,DuS開存期間(中央値)はそれぞれ40日,46日であった。また,本検討の胆道ドレナージ手技として,ERCPと超音波内視鏡下胆道ドレナージ(EUS-BD)を用いたが,両手技での成功率や偶発症率,ステント開存期間に有意差は認めなかった。【おわりに】ERCPとEUS-BDを用いた内視鏡的DSは低侵襲かつ安全に施行可能であると考えられる。
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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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