日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
Thiersch法後に発症した再発直腸脱嵌頓の1例
高橋 啓林 昌俊栃井 航也小久保 健太郎丹羽 真佐夫
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2015 年 35 巻 7 号 p. 905-907

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抄録
症例は94歳,女性で,約20年前に直腸脱に対してThiersch法を施行されているが,最近になり再び直腸脱を繰り返すようになっていた。施設入所中に直腸脱が還納不可能となり当院救急外来を受診した。来院時,径10cm長の完全直腸脱を認め,直腸粘膜は暗赤色で,造影CT検査では脱出直腸壁の増強効果が減弱していた。全身麻酔下に会陰部に切開を加え縫縮された肛門輪を切開したところ,経会陰的に脱出直腸を還納したが,還納された直腸の虚血性変化は不可逆性と判断し,Hartmann手術を施行した。術後経過は良好で術後29日目に退院となった。本症例のように経肛門的直腸脱手術後の直腸脱再発は嵌頓する可能性があり,注意を要すると考えられた。
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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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