日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
胆管空腸吻合術後に発生した肝内動脈瘤に対する動脈塞栓術後に難治性肝膿瘍を生じた1例
清水 健司臼田 昌広原 康之望月 泉
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キーワード: 肝動脈瘤, TAE, 肝膿瘍
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2015 年 35 巻 7 号 p. 899-903

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抄録
症例は66歳,男性。 5ヵ月前に下部胆管癌とS状結腸癌との重複癌に対し,膵頭十二指腸切除およびS状結腸切除術を施行した。ショックを伴う吐下血で救急外来を受診し,腹部造影CTと上下部内視鏡検査施行するも出血源を特定できず,経過観察目的に入院となった。第1病日に下血を認め,上部内視鏡検査で左胆管からの出血を認めた。緊急腹部血管造影を施行したが,出血源を特定できなかった。上部内視鏡検査所見より,左肝動脈からの微小出血と判断し,ジェルパート®にて左肝動脈塞栓術を施行した。第5病日に再度下血あり,外側区域への分枝からの再出血を認め,マイクロコイルで左肝動脈塞栓術を施行した。発熱が遷延し,腹部造影CTで左肝膿瘍を認めたため,左肝膿瘍に対し肝左葉切除術を施行し根治し得た。胆道再建を伴う術後の肝動脈瘤に対する塞栓術後は,肝膿瘍発症を考慮した注意深い観察と治療が必要である。
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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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