日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
Print ISSN : 1340-2242
ISSN-L : 1340-2242
症例報告
バウヒン弁近傍の回腸に嵌頓した腸石が先進部となり回腸結腸型腸重積をきたした成人腸重積症の1例
伊達 慶一中村 敏夫藤原 聡史大石 一行徳丸 哲平上月 章史寺石 文則福井 康雄
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キーワード: 腸石, 糞石, 腸重積, 成人
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2015 年 35 巻 7 号 p. 925-928

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抄録
62歳,男性。腹部違和感を主訴に近医を受診した。腹部CTで腸重積を疑われ,当院に紹介入院した。腹部造影CT で20mm大の腫瘤が先進部となり,回腸結腸型腸重積を呈していた。バイタルサインは安定していたため,準緊急に手術を施行した。腹腔鏡下に回盲部切除を施行した。摘出した標本では,バウヒン弁近傍の回腸に20mm大の腸石が嵌頓していた。腫瘍性病変やMeckel憩室は認めなかった。腸石の嵌頓による腸重積は9例の報告しかなく,若干の文献的考察を加え報告する。
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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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