日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
小腸─小腸間型腸管結節形成症(true knot)の1例
上村 淳岡野 圭一若林 彩香野毛 誠示浅野 栄介臼杵 尚志鈴木 康之
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2016 年 36 巻 6 号 p. 1069-1072

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抄録

症例は90歳の男性で,昼食後より右下腹部痛が出現し救急搬送となった。右下腹部に圧痛・筋性防御を認め,造影CTを施行したところ,腸管拡張,腸管壁の造影不良とwhirl sign,多量の腹水を認めたため絞扼性イレウスと診断し,緊急手術を施行した。腹腔内では小腸─小腸間で結節(true knot)を形成し,絞扼により腸管虚血は広範におよんでいた。まず腸管結節を解除した後,305cmの腸管切除を必要とした。しかし小腸の長い症例であったため,残存小腸は300cmと比較的十分な長さを確保することができた。術後経過は良好で術後19日目にリハビリを継続するため転院となった。腸管結節形成症は二つの腸係蹄が結びつき結節を形成する疾患であり,その多くは回腸─S状結腸間型である。われわれは非常にまれな小腸─小腸間型腸管結節形成症(true knot)の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。

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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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