日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
Print ISSN : 1340-2242
ISSN-L : 1340-2242
特集:腹部外傷における腹腔内出血コントロール―Interventional RadiologyとDamage Control Surgeryの適応の限界―
骨盤骨折のIVR
近藤 浩史棚橋 裕吉大澤 まりえ山本 敬洋横山 太郎菅原 利昌古井 滋
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キーワード: 骨盤骨折, 動脈塞栓術
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2016 年 36 巻 6 号 p. 1061-1067

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抄録

高エネルギー外傷による重傷骨盤骨折は,出血性ショックの原因となる後腹膜血腫や合併損傷,多発外傷を生じる重篤な状態を引き起こし,死に至ることも少なくない。高エネルギー外傷では骨盤正面X線写真を系統的に読影し,すみやかに治療戦略を立てる。骨折部の安定化や止血術には簡易固定法,創外固定,骨盤パッキング,動脈塞栓術がある。動脈塞栓術は広く普及し,その有用性が報告されている。骨盤骨折の診断,治療方法を理解することは重要であり,本稿では骨盤骨折の診断から動脈塞栓術の方法について概説する。

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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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