日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
亜腸閉塞を契機に発見されたS状結腸原発GISTの切除例と結腸原発GISTの特徴
古谷 裕一郎, 杉田 浩章, 島田 雅也, 斎藤 健一郎, 宗本 義則, 三井 毅
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キーワード: GIST, S状結腸, 腸閉塞
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2017 年 37 巻 3 号 p. 437-441

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抄録

症例は80歳,男性。右下腹部痛と腹部膨満を主訴に当院を受診した。腹部CTで骨盤内に腫瘍径14cmの分葉状腫瘍を認め,下部内視鏡検査と注腸検査でS状結腸への圧排による亜腸閉塞所見を認めたため,緊急手術を施行した。手術所見として骨盤内腫瘍はS状結腸と連続し,小腸間膜への浸潤を認めS状結腸部分切除ならびに小腸部分切除を施行した。さらに多数の腹膜播種を認め肉眼的に完全切除した。病理組織学的所見はc-kit陽性を認め,高リスクのS状結腸原発gastrointestinal stromal tumor((以下,GIST)であった。大腸原発GISTはGIST全体の5%とまれで多くは直腸が原発であり,結腸原発GISTはさらにまれである。今回われわれは亜腸閉塞を契機に発見されたS状結腸原発GISTの切除例を経験したので,これまでの結腸原発GISTの報告例とその特徴についても併せて報告する。

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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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